スギアワーのある時間


西粟倉村にいる「スギダラメンバー」の活動を報告
by sugihour

西粟倉にスギダラ支部ができました!名前は「スギアワー」よろしくね!

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はじめまして、岡山県の西粟倉というところで、木工職人をしている大島正幸といいます。会員番号は、ギリギリ3桁の975番です。栃木県出身。田んぼと森ダラケの環境で育ち、大工だった祖父の影響もあってか、木工職人を目指します。大学卒業後、岐阜県の高山市で約7年、木工に従事してきましたが、去年、独立し個人工房を構えました。日頃は広葉樹も使います。

そしてこの度、縁あって、岡山県西粟倉村の支部長をさせて頂く事になりました。
支部名は「スギアワー」に決定!

西粟倉村は、鳥取県と兵庫県の境に隣接する人口約1600人の小さな「村」。平成の大合併の際に、合併せずに「自立」の道を選択した村です。
村の95%が森林で、夜になると人よりも鹿に出会う確率が高い「モリダラケ」の村。若杉原生林という先日コダマが出たらしい天然林も残されていますが、ほとんどはスギ・ヒノキの人工林です。かつては、林業を始め、タタラや紙すきなど森と繋がった暮らしが成り立っていましたが、近年の木材事情の厳しさと共に、村の林業も衰退、荒れた山も見られるようになりました。

このままではいけないと、この村で生まれたのが「100年の森構想」。
 村の山は、スギダラケ・ヒノキダラケ…。これは重荷なんかじゃない、財産だ!
お爺さんたちがこれまで50年育ててくれた山を、ここで諦めない。もう50年がんばって、次の世代には豊かな山と、暮らしを残そう。目指すのは限りある自然の恵みを大切な人たちと分かち合う上質な田舎づくり!
 具体的には、小口所有化、所有者の高齢化で管理が難しくなっているバラバラの山をまとめて、一括管理・運営をしたり、村内で製品化まで行えるようにするといったプロジェクトが進んでいます。
詳しくはこちらhttp://nishiawakura-fan.jp/

あともう50年挑戦を続けると決めた村は、積極的に熱い人間を村に受け入れていきます。集まったIターン、Uターン者は家族も含め約40名。
森林組合・販売・製作…、様々な現場で、この地の木を活かしたいと奮闘し始めています。一緒に飲めば、熱い話ばかり出る飲み会が、よく行われます。

私もその中の一人。これからも、頑張っていきますのでよろしくお願いします!

とええカッコで終わりたいところなのですが、若杉さんにいやいや、書かなきゃいけないことがあるでしょう「人質大島くん」と原稿を戻されてしまいました。「人質」なぜこんな呼ばれ方をしているかを説明するには、2人の人物を紹介しなければなりません。

一人目は「株式会社西粟倉 森の学校」の代表の牧大介さん。牧さんは、先日西粟倉で行われた若杉さんの講演の立役者です。(セミナーの詳細はこちらhttp://sugidarake.exblog.jp/page/2/)
西粟倉・森の学校 http://nishihour.jp/森の学校のことは改めて詳しくご紹介します。

そしてもう一人が、スギダラ西粟倉支部「スギアワー」発足直後に裏番長に就任した、会員番号192番の深井。実は私の彼女で、木造建築の設計を志しています。
先月号で特集のあった木匠塾の卒業生で、杉コレクション2007 in 都城の入賞者である与語一哉さん(http://miyadara.exblog.jp/6707137/)の同窓生です。

付き合い始めた頃、彼女の車の鍵に付いた、キーホルダーにしては大きな杉の角材(後にこれがスギダラの会員証と知る)を自慢され、「失くしにくそうだね」としか言えなかったら、「スギを馬鹿にするな!」と言われ……、私に気を許したきっかけは、「ナグモノガタリ」が本棚にあったからだと断言する女の子です。

そんな彼女と森の学校の牧さんとは、僕より長い、大学生からの付き合いで、出会いは「林業塾」というセミナーだったというマニアックな関係。実は、私が西粟倉に来ることになったのは、彼女と牧さんの取引のおかげ?なのです。

私がまだ高山に勤めていたころのある日、西粟倉の牧さんから彼女に一本の電話が入ります。「面白いこと始めましたから、一度見に来ませんか。」温泉があるらしいよ、という話にそそのかされ、私は運転手として同行しました。
100年の森構想や村を案内して下さったその晩のこと、

牧さん「……興味有りませんか?」
彼女「あります。でも、私にはまだもう少し修業期間が必要です。必ず来ますから、とりあえず隣に座って美味しそうにコーラを飲んでいる男を人質として置いていきます。使ってみてください。必ず、力になりますから」
私「えっ、じゃあよろしくお願い致します」

私は、無垢の木で家具や小物をつくる職人として働いていたのですが、お客様と直接話す機会もありました。大事な材料で、手作業で誠実に作ったモノ。私は心から、そういったものが好きなのですが、相手に伝えたいことが、うまく伝えられない。考えた結果、私自身がもっと山に近づいて、生きた木が家具になる事を理解しよう、それから、もっとお客様に近づいて話をしようと思っていたところでした。

それから、とんとん拍子に話が進み、今に至ります。スギやヒノキを使った家具も、幾つか制作しましたが、これはまたの機会にご紹介します。
ゆるりと、でも熱く中国地方を盛り上げていきますので、皆さんどうぞよろしくお願いします!

大島 正幸
木工房ようび http://youbi.me/


大島正幸
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by sugihour | 2010-09-05 21:17 | ご挨拶
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